量と質の関係
トレーニングをする時は、まずは種目毎のフォームを覚える事から始めます。
トレーニングは日常生活以上の負荷を扱いますから、正しいフォームを身に付けないと怪我をしてしまう可能性が高くなるので、リスク回避の為に必須です。
この正しいフォーム、動作の習熟度を「質」とした時に、
種目、動作を行なった回数を「量1」、
パフォーマンスを「量2」
と定義した場合、
この質と量1、量2の関係性は、
質を得る為に量1が必要。
量2を得る為に量1が必要となります。
質が前提条件
ただし、量2を得るには量1の質が前提となります。
正しいフォームで必要分の量1を行う事で、トレーニングを行う目的・目標の量2を得る事が出来ます。
まとめると、
1.トレーニングスタート
2.質の理解
3.質を伴った量1
4.量1→質の習得
5.質+量1→量2を得る
トレーニングで安全・効果的に身体作りをするなら、この流れとなります。
重要なのは、質です。
質を伴わない量1はいくらやっても量2にたどり着く事が出来ないはずです。
なぜなら、ケガをしてトレーニングが止まってしまったり、狙いとは違った結果になったりと、歩みが思うようにいかない事が想像出来ます。
積み重ねるから確率高く変化する
質が重要と言いましたが、これは向かう方向性を定めておく為のものです。
必要不可欠なのですが、
理想の身体になる為には、いくら質が良くても量を行わないと身体は変化しません。
量1を積み重ねていく事で、質も更に高まっていき、量2を得る事が出来ます。
また、量2と言っても目標によってどのくらいまで行うかが決まります。
1.猫背改善→量2
2.体脂肪減→量2+
3.筋肉発達→量2++
のように、段階を経て理想の身体に近づけていくので、単純に運動のボリュームだけでなく、種類の幅も広げていく必要があるかも知れません。
身体は受けたストレスに応じて適応させていきますから、ストレスが大きいほどリターンは大きくなります。
理想の身体に近づくには量を考慮すると上手く進んでいきますよ。