理想と現状の差を認知する
今よりも
痩せたい、筋肉を付けたい、姿勢を良くしたい、痛みを無くしたい、体力を高めたい、
身体作りで、達成したい事は様々だと思います。
その中で自分の理想は、ぼんやりでも頭に描いているはずです。
自分が思い描く理想の身体になる可能性は誰しもあると思いますが、実現するかは努力次第です。
でも、努力をしてプラスの効果を得ても、環境次第でマイナスの効果もあります。
いくら努力してもそれを打ち消すマイナスな生活環境に置かれていれば、理想の達成には大きなハードルとなり、
1歩進んで2歩下がる。
やってもやっても変化が見えないストレスに晒されます。
日々デスクワークで1日8時間以上座りっぱなしであれば、姿勢改善のハードルは高くなり、
膝の痛みを改善したいけど歩くことが多いなど、膝に負担のかかる生活であれば、痛みの解消は多角的に対応しなくてはいけないので、難易度が高くなります。
ストレスなく身体作りを進めていくには、このような自分の生活と理想の身体を照らし合わせて、
理想を手に入れる難易度やトレーニングに費やせる時間、マイナスの環境の理解をして、
理想と現状のギャップを認識する事が大切です。
今の理想を設定する
理想と現状のギャップを確認したら、どのくらいその差を埋められるのかを考えてみます。
猫背を直したいけど、デスクワークで毎日仕事が終わった後は首肩背中はガチガチ。
肩甲骨がゆるゆるになるのは少し先かなぁ。
など、
ゴール設定を理想だけでなく、そこから下のスモールゴールを設定します。
自分の努力量によって達成度は変わりますが、
個々人の出来る範囲があります。
これは人生の優先順位の話なので、努力をしたしないのような良い悪いの類ではなく、
何を犠牲にして何を取るかといったトレードオフの話です。
何だって全ては手に入りませんので、落とし所を先に設定しておかないと、何も得れない事になりかねません。
筋肉隆々の人は、寝る時間を削ってトレーニングをしているかも知れないし、
姿勢が良い人は、ネットやテレビを見ずにストレッチを毎日しているかも知れません。
時間は有限なので、何をしたくてその為にどんな身体であればそれが手に入りやすくなるのかという、
身体作りの目的をはっきりさせると、落とし所は見えてきます。
今出来る努力量を考慮して1日のタイムスケジュールを作ってみると、
どんな身体が現状の最高点か?
今の理想を設定出来ます。
合格点を維持する
極論、生活を変える以外、身体は変わりません。
例えば、デスクワークの仕事を辞めない限り、肩こり解消や姿勢改善は完璧にはならないでしょう。
完璧が100点で、今の最高点が70点であれば、
65〜70点を維持できれば相当身体の調子は良くて、不調に悩まされる事は少ないはずです。
もし生活環境が変わって、自分の時間が増えたら今度は80点目指せるなら、そこにチャレンジしてみると、
もっと調子が上がる可能性が高まります。
日々社会生活をしている以上、生きる為と自分の楽しみの為の時間が必要です。
それらとバランスを取って身体作りを進めていかないと、
達成しようがない、無意味なストレスに悩まされて、出来るものも出来なくなります。
現状の最高点の維持だって相当に努力が必要です。
努力を辞めればすぐに不調が顔を出しますから。
今の自分の生活を考慮して、落とし所を探ってみると、
身体作りのストレスから解放されますよ。