キツくなったらスローダウンする #209

早く終わろうとしない

 

 

トレーニングは基本的にキツいので、セット後半になってキツくなると、早く終わらせようとして動作スピードを上げる傾向にある方が多いです。

 

気持ちはよく分かりますが、

しかし、これではトレーニング効果を得る事が難しくなります。

 

キツい思いをしたのに何も得られない、割りに合わない活動となってしまいます。

セット後半は、筋肉もパンパンで痛いし、集中力も切れかかってくるのですが、

ここで逃げて動作を速めようとすると、フォームが崩れて間違った動作を行う事になり、

 

せっかく正しいフォームを覚えてきたのに、それを手放す事になってしまいます。

 

 

 

脳をトレーニングする

 

 

狙い通りの効果を得る為には、正しいフォームが前提条件ですから、

終始フォームを崩さずにトレーニングを行う事が重要です。

 

フォームを覚えたなら、身体が元気で余裕のある時までは、キレイに動作を行えるはずです。

 

問題はキツくなってからですが、

キツいと感じだしたらスピードアップではなく、逆にスローダウンを意識します。

 

より集中して、フォームや力を加えるポイント、筋収縮感などの意識を高めると、

自然とスピードはスローダウンします。

 

ただし、かなりキツくなります。

 

トレーニングは大体きついので(目的によります)しょうがないのですが、

キツくてもそこから逃げない精神力が必要です。

 

とは言え、キツイところから何回も出来るわけはないので、2〜5回程度の間の勝負です。

 

 

 

キツくなってからが勝負

 

 

なぜ、そんなキツい思いをしなくてはならないかと言うと、

トレーニング効果もありますが、

 

もっと長期的に見た時のとても重要な影響があるからです。

 

それは、動作パターンの変更です。

 

簡単に言うと、フォームが崩れてしまうと言う事ですが、

間違った動作を何度も続けてしまうと、その動作が脳に定着していきますので、その後もその間違った動作パターンを脳が選んでしまいます。

 

キツい時にフォームを崩せば、脳はそのパターンを選ぶのが正解と思って、その動作を身体に命令してしまいます。

 

これは、身体作りを長期的に見た時に、非常に問題です。

 

自分の願う方向から、どんどん外れてしまう未来が、確率高く起こってしまいます。

 

そうならないように、キツくてもそこから集中力を高めてトレーニングをする事が、身体作りを成功させるには必須です。

 

キツ過ぎるなら、その時点でセットを終了しましょう。

 

間違った動作パターンを脳にフィードバックする事が、1番悪影響となります。

 

身体作りを成功させる最重要条件は、脳への正しい動作パターンの定着です。

 

その為に、正しいフォームを意識してトレーニングをしましょう。

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