スプリットスクワットは立ち上がった時に気を緩めてはいけない #301

左右に揺れる

 

スクワットのバリエーションに、足を前後に広げたスタンスのスプリットスクワットというエクササイズがあります。

 

このスクワットは、足を前後に配置しているので、縦の動きにはバランスが取れるのですが、横の動きには弱い肢位となります。

 

ですから、身体を横に揺らして歩いているような、骨盤が安定させられない方は、

足を前後に開いたスプリットスタンスを取る事すら、難しかったりします。

このように、動作中左右のバランス力が要求されるので、

 

反射的に重心を戻す能力や、重心を留める関節の安定性が求められ、

 

逆を言うと、それらの能力を鍛えるトレーニングが、スプリットスクワットとなります。

 

 

切り返しを注意する

バランスが崩れるタイミングは、

 

立ち上がっているトップポジションと、

 

しゃがんでいるボトムポジションです。

 

この2つのポジションは動作の切り返しの局面で、上から下、下から上に動く正反対の動きをする瞬間なので、

重心が少しでもズレると動く方向が変わり一気にバランスを崩します。

 

その為、この切り返し局面ではより集中して、一回止まるくらいの気持ちで、

トップとボトムで毎回グラグラしないように安定させてから動くようにすると、バランスが保ちやすいです。

 

 

1回ではなく1セットで括る

しかし、トップとボトムで毎回止まるのは結構しんどい事になります。

 

筋肉と神経の休憩がなくなるのでキツイです。

 

でも、ここをやり抜かないとトレーニング効果を得る事が出来なくなるので、頑張りどころです。

 

頑張るための、一つの考え方としてオススメなのは、

 

1回毎ではなく、1セットでエクササイズの完了を括る事。

 

1回毎に区切ると、立ち上がったトップポジションの時に一息ついてしまい、その瞬間バランスを崩す事が多いです。

 

1回毎に休憩ではなく、1セット毎に切り替えを行う意識でいると、

ゴール設定がより遠くになるので、集中出来る時間が伸びて1セットで得られる同質の負荷が増して、トレーニング効果が高まります。

 

スプリットスクワットを正確なフォームで行うには、

1セット中一瞬も気を抜かずに集中して行う事が有効ですよ。

 

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