力む事は問題ではなく上達までのプロセス #211

力んでも良い

 

 

お客様にとって初めてのエクササイズ指導をすると、

ターゲット筋以外の部位に、力みの訴えがある事があります。

 

その時に力みがある事を心配される場合があるのですが、

これは気にする事はありません。

 

初めて行う動作が上手く出来ず、力んでしまう事は当然だからです。

 

その力みは想定した上で指導しているので、心配する必要はありません。

ただし、ターゲット筋の収縮感が全くなかったり、

痛みがある場合は、狙っている動きが出来ていない可能性が高いので、

 

その場合は、即修正しなくてはいけません。

 

 

 

目的が果たされているかが重要

 

 

トレーニングの進行のステップは、

 

1.エクササイズの動かし方を知る

2.意識して動かすけど上手く出来ない

3.意識して動かして上手く出来る

4.再現性高く動かせられる

 

このように上達をしていきますが、

 

2.の上手く出来ない期間が必ずあります。

 

この期間に根気よく正しい動作を繰り返していく事が大切で、やらなくなったり、間違えた動きで行うと上達せず、

思ったような効果を感じる事が出来なくなります。

 

例えば、

 

腹筋運動なら腹筋に効いている感覚が少しでもあればOKで、

腰が痛くなければ動作はちゃんと出来ています。

 

首や脚に力みがあっても、腹筋を意識しながら反復していれば、続けているうちに力みがなくなっていきます。

 

 

 

反復が解決してくれる

 

 

何故かと言うと、

 

脳にその動きの動作パターンが構築されたからです。

 

この動作パターンの構築が上達のステップの3に至るまでの狙いです。

 

動作パターンが出来上がる過程の中で、動きは効率化していき、無駄な動きは排除されていきますから、

目的とする動作以外の筋活動は抑制されて、力みはなくなります。

 

正しい動作を意識して反復すれば、自ずと動作は上達して、

狙った筋肉が確実に鍛えられていきます。

 

慣れない動作は誰でも初めはぎこちない動きになります。

 

それは、上達までのプロセスなので、正しい動作を意識して行う事に集中すると、

身体の力みはいつの間にか無くなっていますよ。

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