引き締めは全体のバランスを考慮する #296

バランスが悪いとキレイに見えない

 

気になる身体の部位として、二の腕が挙げられると思います。

 

二の腕を指で摘むとぷよぷよ。

 

腕を横に広げると二の腕かがたるむ。

 

このように贅肉がつきやすい部位です。

 

また、背中を上手く使えていない場合では、首や肩に負担がかかり、

首が短く肩のボリュームが増して、首から腕のラインが太く見えてしまいます。

そして、二の腕のたるみだけではなく、腕の付け根、脇の部分にも、余計なお肉がついている事を感じてしまいます。

 

ここで言える事は、二の腕が気になる場合は二の腕だけではなく、その周囲の首や肩、背中にも影響があり、

全体を見た時にバランスが悪いので、二の腕が太く見えていると思います。

 

という事は、二の腕のサイズが太いから気になるのではなく、不恰好に見えるから目につき、気になるのではないでしょうか?

 

アスリートを見れば分かりますが、腕のサイズは一般の方より太いはずですが、

全体のバランスが良いので太く見えず、逆に格好良く見えます。

 

 

単関節エクササイズはあくまで補助

全体のバランスを整える事で、引き締まった身体に見えると考えますが、

二の腕を引き締める為に、肘を曲げ伸ばしするトライセプスエクステンションのような、

 

単関節エクササイズをおススメしている場面を、各メディアで散見します。

 

間違いはないと思っていますが、それだけ行っても全体のバランスが整うエクササイズではないので、(やり方によっては効果的になると思います)

単関節エクササイズは、あくまで補助として利用すると良いと思います。

 

二の腕を引き締めるメインエクササイズは、背中と連動させたものにするのが有効だと考えています。

 

 

連動したトレーニングをする

例えば、

 

ラットプルダウン、プルオーバー、ベンチプレス、オーバーヘッドプレス、デットリフト、オーバーヘッドスクワット、

 

などなど、

 

考えればたくさんあります。

 

下半身のトレーニングでも、ウェイトを持てば上肢を使うので、二の腕に刺激が入ります。

 

体幹トレーニングでも同様です。

 

プランクをする時も、肘ではなく手を床についたハンドプランクでは、

肘を伸ばした状態を保持しなくてはいけませんから、二の腕の力が必要です。

 

肩甲骨を安定させながら肘を伸ばして身体を支えるので、

背中、二の腕、腹筋が連動した身体の使い方が鍛えられます。

 

そうすると、首が長くデコルテがスッキリとして、肩はシャープに、背中と二の腕は引き締まったバランスの良いスタイルになるはずです。

 

トレーニングで身体の引き締めをするなら、全体のバランスを整えるエクササイズを優先すると、

効果をより感じられると思いますよ。

 

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