関節運動方向を意識してトレーニングをする #96

どの種目を行うかに意味はない

 

フィットネスクラブに行けば、たくさんの様々なトレーニングマシンがあり、

 

お店やネットでは、自宅トレーニング用のグッズが多種多様にあります。

 

YouTubeを見れば、使い方を無料で知る事も出来ます。

 

ですが、

 

「知っている」と「出来る」

 

は大きく違っていて、

 

実際にマシンやグッズを使って、狙った筋肉や動作を鍛える事が出来なければ、トレーニング効果は得られないです。

 

「出来る」にしても、

 

どのくらい出来るのか?

 

10回中5回正確に動かす事が出来る。

 

なのか、

 

10回中9回正確に出来るのでは違いが起こり、その精度によって結果が異なります。

 

なので、フィットネスクラブでトレーニングマシンを動かしても、狙った筋肉に刺激が届かなければ効果は得られないので、

 

どのように動かすのかが重要です。

 

胸を鍛えたいからチェストプレスのマシンを動かしても、思ったような効果を得られるかどうかは別物です。

 

ただマシンの使い方(動かし方)を覚えても、正しいフォームで効果が感じられるトレーニングにはなり辛いので、

 

トレーニング種目や使うマシンは、それだけでは意味をもたない事となります。

 

 

目的は何か?

 

トレーニングをする時に、どんな自分になりたいかと言う目的があるはずですが、

トレーニングする事を分解していくと、その中に種目毎の目的が存在します。

 

例えば、

 

背中の種目のラットプルダウンであれば、

 

「背中を鍛えて姿勢をキレイにしたい!」

 

という思いがあって、ラットプルダウンを選択したとしたら、

 

その思いを叶える為の身体の動かし方があります。

 

ただ力任せにバーを下に引いてしまうと、おそらく、肩が上がり背中は丸まってしまって、背中よりも首や腕が辛くなってしまう運動になります。

 

これでは、姿勢を正したいのに背中が丸まったままの不良姿勢を促進してしまいます。

 

ですから、身体作りは、目的に向かう身体の動かし方によってマシンを扱う必要があります。

 

 

関節運動方向を意識する

 

では、その目的に向かう動かし方とはどういうものかと言うと、

前述のラットプルダウンであれば、

 

姿勢をキレイにしたいので、背筋は伸びた状態にしたいはずです。

 

その場合、

 

胸椎は伸展、肩甲骨は内転下制、肩関節は外旋内転伸展、方向に動かす事で、

胸が開いて背中が締まり、肘が伸びて脇が締まった首と腕が長く見える、上半身姿勢を作る事が出来ます。

 

この関節運動方向を間違えると、真逆の結果となってしまう恐れがありますので、要注意です。

 

自己流でトレーニングしていて、

「背中を引き締めたかったのに、首と腕が太くなって背中は何も変わらない」

と言ったお声を聞く事もありました。

 

トレーニングで効果を出す為に必要なのは、

 

何を、どのように動かすか。

 

が大切です。

 

トレーニングをしている時は、自分の関節がどっちに動いているかを確認してみる事をオススメします。

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