トレーニングは同じ種目でもテーマを変えると毎回集中して行える #298

鍛えたいのは何か?

 

トレーニングを続けていくと行なっている種目がマンネリ化して、初めの頃より効果を感じず、

だんだんトレーニングを”こなすだけ”になっている事を、経験された方もいらっしゃると思います。

 

そうなると集中力も欠き、ただ動作を繰り返している事になるので、更にトレーニング効果を得る事が出来なくなります。

 

なぜそうなるのか?

それは、何を鍛えたいのかという、トレーニングの目的を捉えず、

種目の動作を繰り返す事に注目しすぎているからだと考えます。

 

トレーニングの各種動作は、目的とする能力向上の為に行うものなので、

 

どこの筋肉を鍛えるのか?

 

どの動きを正確に動かすのか?

 

これらを意識して身体を動かす必要があります。

 

 

狙った筋肉を確実に使う

トレーニングで効果を得るには、鍛えたい筋肉が主動筋(その動作で1番力を強く発揮する筋肉)として正確に働き、

狙った筋肉を確実に刺激する事が重要です。

 

その為には、正しいフォームで行う事が必須となります。

 

ではどのようにすれば、正しいフォームでトレーニングをする事が出来るのか?

 

フォーム習得している事を前提とするなら、フォームが崩れる原因は、疲労です。

 

なので、疲労が起こるセット後半はフォームが崩れやすく、身体が動きを変えて負荷を分散しようとします。

 

この状況で、フォームを正確に行うには集中力が必要となります。

 

 

テーマを変えると集中する

その集中の仕方ですが、

 

目的を意識する事です。

 

でもずっと同じ種目をしていると意識する事が一緒だし、これまでに何度もやってきている動作なので、それ程意識しなくても身体が動けてしまいます。

 

この問題を解決するのが、意識するテーマを変える事です。

 

スクワットであれば、

 

「膝を内側に倒れないようにする」と意識しているなら、

「踵に体重を乗せ続ける事」を意識してみる。

 

腹筋運動なら、

 

「腹筋に集中して上体を起こす事」を意識しているなら、

「骨盤と腰椎を丸め続ける事」を意識してみる。

 

意識を変える事で、慣れない動きとなれば、集中して行わざるを得ない状況になり、

トレーニングの質が高まります。

 

また、どちらも傍目からは同じ動作に見えますが、

身体で起こっている反応は全く違います。

 

意識を変えれば動作パターンが変わり、その為の神経伝達経路の開発とその強化が起こり、

身体の操作性向上の元になります。

 

また、働く筋肉の刺激量の割合が変わり、一回あたりの狙った筋肉への負荷量が高まり、

トレーニング効果が変わります。

 

トレーニングがマンネリ化しているなら、同じ種目でもテーマを変えて行ってみると、

今までと全く違う刺激が受けられて、トレーニング効果が高まりますよ。

 

 

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