トレーニングはパフォーマンスの場ではない #249

何回何kgを競う意味は?

 

ウェイトリフティングやパワーリフティングといった、リフティング競技でその記録更新を目指してトレーニングをしていない限り、

 

ウェイトを追求する意味はあるのでしょうか?

 

目標値として、自分の現在の所在地を確かめる目安にはなるし、

 

それがモチベーション維持に役立つ事もありますが、

 

ウェイトを意識し過ぎると、トレーニングの邪魔になる事が多々あります。

〇〇回出来るようになった!

 

〇〇kg挙がるようになった!

 

これらは、身体機能が高まったと感じられる瞬間ですが、

 

毎回正しいフォームで出来ていたのかが重要で、

 

なぜなら、正しいフォームで行う事がトレーニングで安全に効果を出す為のルールだからです。

 

挙上パフォーマンスは、リフターであれば追求すべき事でしょうが、

 

一般の健康な身体作りの為であれば、トレーニングはパフォーマンスの場ではなく、

 

健康な身体を作る為の、身体機能向上に必要な適度な負荷を加える場です。

 

 

筋肉量と姿勢どっちを取る?

フォームを無視して重さや回数を重視してトレーニングを行うと、

 

関節可動域を小さくして行ったり、反動を利用して行う傾向があるように思います。

 

このままでもトレーニングを過負荷で続ければ筋肉は付きますが、

このようにしてトレーニングをすると、身体の外側に筋肉がつき過ぎて、

 

ゴリゴリの身体になりかねません。

 

首や腕と肩、外腿が張り出して、背中が丸まったり反り腰、首や脚が短く見えて、姿勢を崩してスタイルが悪く見えます。

 

筋肉量はあっても姿勢が悪いスタイルになっても良いなら、どんなトレーニング方法でも良いと思いますが、

 

全身にバランスよく適度に筋肉が付いていて、姿勢が良いスタイルになりたいのであれば、

 

正しいフォームを重視してトレーニングを行う事が必要です。

 

 

トレーニングで痛めてたらトレーニングではない

トレーニングは身体機能の向上を目指して行う行為ですから、

その妨げになる、怪我をしては元も子もありません。

 

しかし、トレーニングをして怪我をするケースが良く見られます。

 

痛みが続かなくとも、

 

スクワットをすると膝が痛くなる。腰が痛くなる。

 

といった例は多く聞きます。

 

理由は、痛くなるような動かし方をしているからですが、

フォーム習得を優先しないと痛みを誘発してしまう可能性があります。

 

アスリートでない限り、トレーニングは身体の健康・体力を維持向上させる為の行いですから、

 

パフォーマンスを求める前に、正しいフォームを常に頭に入れながらトレーニングをすると、

 

身体作りが滞りなく進んでいきますよ。

 

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