余計な筋肉を付けないトレーニング方法 #157

動かせば筋肉が付く

 

筋肉は動かせば鍛えられ筋肉が付きます。

(こんな単純ではないですが)

 

動かさなければ筋肉は付きません。

(例えば、ギプス固定した脚は筋肉が細くなりますよね)

 

特異性の原理にもあるように、刺激された筋肉しか身体は反応しないので、

 

お尻を鍛えたかったらお尻の筋肉を動かすトレーニングをするし、

 

背中だったら背中の筋肉を動かすトレーニングをします。

なので、トレーニングをしても筋肉が付かない場合は、狙った筋肉が十分に動いていない可能性があり、

細くしたかったのに太くなったのなら、細くしたかった筋肉を動かしすぎていたかも知れません。

 

 

 

首・外腿・腕を太くしたいの?

 

○肩コリで辛い

○外腿の張りが気になる

○二の腕を細くしたい

 

女性のお客様に多いお悩みです。

 

この理由は、首、外腿、腕の筋肉を普段動かしているからです。

 

ここで言っている、「動かす」は筋肉の張力を発揮している事で、

筋肉が力を出している事です。

 

頭部が前方に位置していれば、頭を支える首の筋肉は力を余計に使うし、

内股で歩いたり膝が曲がって歩くような方は外腿の筋肉で身体を支えるので筋肉は力を強く出さなくてはいけません。

 

肘を曲げて荷物を持てば腕の筋肉を使います。これは脇が開いて肘が曲がっている姿勢を取っていても一緒です。

 

ちなみに、手の甲を前方に向けて荷物を持っているなら首、肩、腕が動きます。

 

反対に、手の甲が真横か後方を向けば、二の腕、背中の筋肉が動き引き締まります。

 

 

 

動かさないように動かす

 

トレーニングに置き換えると、ランジでお尻を鍛えたいのに膝から曲がって伸ばすような動かし方をすれば、外腿が鍛えられ太くなります。

 

背中のトレーニングでは、バーを引く時に肘から曲げて首をすくませるようにして肩甲骨を首の筋肉で固定すれば、

背中と言うより、首と腕のトレーニングになって肩こりと猫背を助長します。

 

なので、太くしたくない筋肉はなるべく動かさないようにします。

 

正しくは、動かさないではなく、

 

動いていないように見えるように動かします。

 

ランジでは、股関節から動かし膝の屈曲角度を小さくして動く範囲を狭めます。その分股関節が大きく動くのでお尻が鍛えられます。

 

背中を鍛えるラットプルダウンでは、肩甲骨を下げ続けるように動かす事で、

首は伸びて、肘の屈曲角度は小さくなります。

 

逆に肩甲骨は下方に大きく動き背骨周りと肩甲骨の下側の筋肉が鍛えられ、

背筋が伸び、背中が小さく引き締まります。

 

身体のパーツを細くしたいなら、気になるパーツを動かさないように動かす、

身体の使い方をトレーニングすると、

 

バランスの整ったスタイルになりますよ。

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