5分で効くトレーニング #77

トレーニングの狙いは何か?

 

先日パーソナル指導をしているお客様から、お客様同士の会話の中で、

 

「木島さんのトレーニングは5分でもキツイよね!」

 

とお話しされていた事を聞きました。

 

「動きが小さいのにキツイ!」

「軽いのにキツイ!」

 

なども良く言われます。

 

これには理由があるのですが、

 

まず大事なのは、トレーニングの狙いは何かという事。

 

どの関節をどっちの方向に動かしたくて、その為の主動筋は何筋なのか。

を決めて、鍛えるべき主動筋を確実に刺激する事が重要です。

 

○疲労でフォームが崩れて修正不可能な状態であるのに更に続けたり、

○そもそも鍛えたい筋肉が主動筋として働かないフォームで行っていたり、

○本来扱えない重さを反動を使って無理矢理動かしたり、

 

このような動かし方でトレーニングを疲労困憊まで行ったら、身体が壊れてしまいます。

 

しかも、狙った筋肉への刺激が減り、他の筋肉への刺激が増すので、思ったような効果を感じる事が出来ないはずです。

 

 

 

筋肉を休ませない

 

動かしたい関節と運動方向、主動筋が決まったら、それに適した種目を選択してトレーニングを行なっていきます。

 

その時に大事なのは、筋肉を休ませない事。

 

どういう事かと言うと、

 

例えば、

腹筋運動をする時は、腹筋を使いたいので(腹直筋が主動筋)この筋肉を機能させます。

 

上体を丸めて起こしてくる時も倒していく時も、腹直筋の力を抜かずにコンセンリック、エキセントリック、どちらでも力を発揮するようにします。

 

そうすると、セット中腹直筋は収縮しっぱなしなので短時間でオールアウトです。

 

10〜15回もすれば、もう1回も出来ないくらいになります。

 

 

脳を疲れさせる

 

このように、筋肉を休ませずにトレーニングすると短時間でキツくなるのですが、この筋肉を休ませずに動かすには、常に動きを意識しておかないと、すぐに筋肉は休んでしまいます。

 

腹筋運動の例で言えば、

上体を起こす時は、鳩尾からその後ろの腰椎を1個ずつ起こすように、

倒す時は、骨盤から1個ずつ倒していくように、

 

骨・関節の動きをイメージしながら筋肉の力をコントロールして動かしていく事で、確実に狙った

筋肉が働きます。

 

この筋意識を切らさないように行うのが重要で、これをすると脳も疲れてきます。

 

ずっと動きを間違えないように考えなくてはいけないので。

 

これらの事から、

脳を使って動きを意識する事で、筋肉が休む事なく働くので、

脳と筋肉が疲労して、短時間でもキツイトレーニングとなります。

 

怪我なく安全に効率的にトレーニングをするなら、

脳と筋肉を休ませないようにトレーニングする事をおすすめします!

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