数字の力を使って意思をコントロールする #229

身体はいらないものをすぐに捨てられない

 

カロリー過多の食事を「続けて」いけば、余計な体脂肪が増えて太ります。

 

ここでキーポイントは、カロリー過多の食事を続ける事です。

 

たまに1日食べ過ぎたとしても、体脂肪が増える事はありません。

 

継続して余分なカロリーが身体に蓄積する事で、数週間、数ヶ月後、太った事に気づきます。

 

時間をかけて脂肪組織を変えていますから、痩せようとしても変わった組織はすぐには元に戻らず、徐々に時間をかけて、

また脂肪組織を変えていく工程が必要です。

蓄積する活動から、体脂肪を減らしていく活動へのシフトをして、

それを続けていかなくてはいけません。

 

身体は物の断捨離のように、いらない物をゴミとしてすぐに捨てる事は出来ません。

 

 

蓄積して変わるから問題が起きる

このように、少しずつ蓄積していきながら徐々に身体は変わっていきますので、

すぐにその変化に気づく事が難しく、これが大きな問題となります。

 

気づかないから対応が遅くなり、食べ過ぎたと気付いても、体重がそれ程増えていなければ安心してしまい、食べ過ぎ行動を続けてしまう。

 

このように、小さな積み重ねと言うのは1回のインパクトが小さいので、見過ごしてしまいかねません。

 

明らかに体重が増え、お腹の肉を触るとブヨブヨと脂肪が以前より付いている。

 

はっきりと自覚した時には、時すでに遅し。

 

戻すのに時間がかかります。

 

じわじわと侵食するように身体に脂肪が蓄積して、気付いた時には手遅れの状態。

 

元の身体にするには、身体の大掃除をしなくてはならず、

大きな労力を使う事となります。

 

 

可視化して危機感を与える

たくさん溜まってからの対処は心身共に大きなストレスを受けます。

 

これを回避するには、

 

数字の力を借りましょう。

 

数字の力は絶大です。

 

数字を見る事で現実に引き戻され、自分に都合の良い甘い期待をぶち壊してくれます。

 

特に数字で推移を追ってみると、様々な予測が浮かんできます。

 

体重を毎日測り、それを記録してグラフ化すれば、一目瞭然で増えたから減ったかが分かり、

いつから、どのくらいの期間で、どのくらいの幅で(重さ)、

変わったのかが明らかとなりますから、

 

どんな行動が有効で、どんな行動が悪影響を与えるのかが評価出来て、

次の対策のヒントが得られます。

 

そして、1番の効果は、

 

意思のコントロールです。

 

前の日よりも体重が増えていれば、その日の行動を改めるし、

1週間前の体重と比較して増えていれば、危機感が増して、対策を講じようと考えます。

 

数字を比較することによって、タイムリーに行動の抑止と素早い対応に繋がり、

体重変化の大きな助けとなります。

 

数字を記録して振り返る事で、その変化を可視化すると、

楽をしたい気持ちに喝が入って、考えが変わり当初の意思とは真逆の行動を取る事になります。

 

身体作りは、数字を味方につけてその力を活用すると、

怠けたい意思をコントロールして、強い気持ちで取り組む事が出来ますよ。

 

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