体脂肪の姿勢への影響
姿勢は重心のコントロールをした結果ですから、腕や脚など各パーツ毎の重心位置によって姿勢も変わります。
体脂肪はお腹に付きやすいのは周知の事と思いますが、その体脂肪はCT画像を見てもお腹の前方に多い印象です。
そうなると、お腹の重心は前方に位置しますので、腰は前方に引っ張られ反り気味になります。
このバランスを取るように背中は後ろ、頭は前に位置して立っていられるように身体は姿勢を調整しています。
もちろん筋肉で抑え込んで姿勢を変える事は出来ますが、発揮さる筋力は大きなものとなるので、疲労が溜まり姿勢が崩れやすくなるのは容易に予想できます。
であれば、姿勢作りにおいても体脂肪の適正化は必要な要素となります。
何がインパクトが大きいのか?
ダイエットに関しては、様々な方法が提唱されてきましたが、聞かなくなり消えていった方法は数知れずと言ったところです。
続けられない無理がかかるものや、健康を損ねたり効果がなく非科学的なものが消えていったのだと思います。
そもそもダイエットと言うのは、適正体重に戻す事を目的とした食事・栄養の摂り方です。
過剰な減量を意味するものではないはずですが、
どちらにせよ、何を変更する事が自分にとって1番効果のインパクトが大きい事かを知り、行動する事が大切です。
減量は、
消費カロリー > 吸収されたカロリー
増量は、
消費カロリー < 吸収されたカロリー
この図式で成り立ちます。
※吸収されたカロリー=摂取カロリー(口に入れたカロリー)ではありません。
この消費と吸収の化学反応の有無やその大きさをコントロールするのが、ダイエットの方法論として紹介されていると考えますが、
上記図式に当てはめれば、食べ過ぎれば太る。
これは明白です。
どんな方法を取ろうと、消費カロリーが上回れば体重は減ります。
カロリー制限、糖質制限、脂質制限、何だって。
水を飲んでも太ると言う方がいますが、(痩せない事の例えだと思いますが)健康に問題なければ、断食すれば体重は落ちます。
吸収カロリーは0なので消費カロリーが多いので。
日々の食事を振り返ってみて、
○そもそも量が多過ぎるなら食べる量を減らす。
○糖質が多いなら糖質を減らす。
○脂質が多いなら脂質を減らす。
自分のダイエットにおいて、何が過剰になっているかを知り、その対処がまずやるべき事となります。
テクニックより原理を考える
上記の事は原理です。
食べる時間帯や食べる食品、食べ方などのダイエットテクニックは有効でありますが、カロリー過多であればテクニック関係なく太ります。
ダイエットは、まずカロリー過多を抑える事から取り組み、その効果を上乗せする為にテクニックを使う。
そして、健康を損なわないように栄養バランスを考えて食事内容決め、
リバウンドしないように、自分のライフスタイルにあった、無理なく続けられる方法をトライ&エラーで探っていく。
結果的に、理想の身体を成り立たせる生活習慣となればダイエット成功です。
何をすれば今の問題から脱せられるのかを知り気づき思考を変え、
行動を積み重ねて嗜好を変化させれば、
必ず理想の身体に変わっていくはずですよ。