トレーニングマシンを使わない理由 #131

フィットネス向上の為

 

木島が指導するトレーニングでは、トレーニングマシンを使う事がかなり少ないです。

 

使ったとしても、一般的な使い方と違います。

(マシンに書いてある筋肉以外を鍛えます)

 

トレーニングマシンが効果的でないから使わないのではなく、

例えば、リハビリで局所の強化が必要であれば、マシンの特性を活かせるのでトレーニング効果を発揮するはずです。

 

しかし、木島が対象としているお客様は健康増進を目的とした、フィットネスレベル向上を求めていらっしゃるので、

自重やフリーウェイトが中心のトレーニングが必然的に多くなります。

腰・膝・肩の痛みの改善を要望されている方もいらっしゃいますが、極端に特定の筋肉が萎縮しているなどの方々ではないので、通常通りトレーニングをします。

 

フィットネスレベルを高めるというのは、

 

体組成適正化、

筋力・持久力・心肺持久力・柔軟性、バランス・協調性・敏捷性・スピード・パワーなどの体力向上を図る事です。

 

それによって心身の健康を保ち、豊かな社会生活を送る事を目指す活動です。

 

その場合、限られた時間でより多くの要素の体力向上させるには、フリーウェイトが有効なので、マシンを使う選択が少なくなる事が多くなり、

結果的にマシンの利用をしなくなっています。

 

 

 

効率的にトレーニングをする為

 

要するに、効率的にトレーニングするにはフリーウェイトが最適と考えているからなのですが、

マシンの特徴は主動筋を鍛えるには良いが、その他の拮抗筋や安定筋を鍛えるには、それらの筋肉への刺激が弱いので、

姿勢を保つエクササイズとしての効果が低く、

木島の提供している姿勢改善やスタイルアップの内容から外れてしまう為、自重やフリーウェイトがメインとなります。

 

フリーウェイトであれば、ウェイトをコントロールする為に、身体全体で各部位を協調させてバランスを取り力を発揮します。

 

様々な筋肉の活動量が増すので時間効率が高まり、セッション時間内で行いたい事が完了し易くなりますので、

フリーウェイトの方が、お客様の貴重な時間を預かって、効果を期待してくださっている思いに応えられる確率が高いと考えています。

 

 

 

統合した動きを目指す

 

課題の動作をスムーズに行うには、身体全体の協調性が不可欠です。

 

動く前に、腹筋を活動させて脊柱と骨盤を安定させて、四肢を動かしたい方向に引っ掛かりなく動かす。

 

下肢と体幹、上肢の出力を適度に最適なタイミングで的確に目的の動作を遂行するように、

身体全体が統合された動きが出来れば、必要な筋肉が必要な分だけ発達して、結合組織や骨の強化もなされて、

姿勢がキレイで動きもしなやかな、怪我をしにくく疲れにくい身体になっていきます。

 

木島のセッションでは、この統合した身体の動かし方をトレーニングしていますので、トレーニングマシンは使わなくなりました。

 

自重やフリーウェイトのトレーニングは、身体の様々な気づきを得られるので、

身体作りのバリエーションの1つに加えてみると、よりトレーニングが楽しくなると思いますよ。

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