トレーニングするから痩せるのではなく、生活習慣が変わるから痩せる #218

運動の限界

 

ダイエットにおける運動の過剰な期待はおそらく、期待外れで終わるでしょう。

 

体重と歩行速度によりますが、1万歩歩いても300kcal程度しかエネルギーを使いません。

 

とは言え、

 

1ヶ月間毎日続ければ、9000kcalとなり体脂肪率1kg以上の消費量となります。

 

ただ、物事は単純には進まないもので、

運動すると体内のエネルギーが減るので、お腹が空きます。

300kcal以上食べると減量に向かわないし、実際はもっと食べたくなるはずです。

 

そして、運動は同じ事をしていると動きは効率化していきます。

 

要は、省エネ化するのですが、

 

1ヶ月毎日同じコースを歩いているなら、どんどん身体は省エネ化していき、

前述の9000kcalに至らない可能性が出てきます。

 

省エネ化した上で、お腹が空いて食べてしまったら減量の逆、太る方向に舵を切ってしまうかも知れません。

 

ダイエットの為の運動であれば、その運動刺激を常に変えて、動きを効率化させないような取り組みをしなくてはいけません。

 

 

総合点を高める

 

ダイエット含む身体作りは、

 

運動×栄養×休養

 

の三位一体で取り組まないと、上手く進みません。

 

ダイエットでは、

トレーニングで筋肉に刺激を加えて、筋肉量の低下を防いだり、代謝を活発にしたり、消費カロリーの確保を考えます。

 

カロリー過多にならないように、糖質と脂質の内容と量をコントロールと栄養不足への配慮をして、タンパク質、ビタミン、ミネラルのような必須栄養素を毎日必要量摂らなくては、体調不良になる可能性があります。

 

正常な代謝を保つ為に、酸素と栄養を全身の細胞に隈なく届ける為の、血液循環を促すストレッチや各種トリートメント、入浴などのボディケアや睡眠時間の確保、睡眠の質を落とさないように、電磁波やブルーライトを極力受けない配慮やカフェイン摂取のタイミング、アルコールの量、寝具の状態、寝室の空調管理など、体調を良好に保つ取り組みが大切です。

 

また、心理的ストレスと身体的ストレスに対する双方の対処も重要です。

 

心理的ストレスによっても、コルチゾールやインスリン、レプチンなど内分泌系の異常により、太りやすい状態になる可能性もあるし、

 

身体的ストレスの過剰によって自律神経のバランスが崩れて、こちらも代謝異常や脳内伝達物質の異常によるモチベーション低下で、

 

身体作りへの意欲減退、行動の減少により、ダイエットが進まなくなるかも知れません。

 

ダイエットは、食事制限と運動だけで成り立つものではなく、

 

体調管理の視点を持って、継続して行える仕組みを作り、多角的に身体をみて進めていく事で、成功確率が高まります。

 

 

 

今の行動が未来の身体を作る

 

今身体に起こっている現象は、過去の自分の行動によって引き起こされているし、

未来の身体は、今の行動によって作られます。

 

これが延々と続いているわけなので、身体作りに終わりはありません。

 

健康に良い自分にとって取り組みやすい行動を1つでも多く行えれば、身体は健康で体型も整うはずです。

 

そして続ける為には、初めはモチベーション維持が欠かせませんので、それには数字の力は絶大です。

 

毎日体重を測り記録する。

 

1日の歩数を毎日記録する。

 

血圧測定。

 

ウェイトトレーニングの扱う重さと回数のチェック。

 

など、

 

数字を見る事で、改善効果が可視化されて行動の結果を確認出来るので、

今行っている行動の確信が持てて、モチベーション維持に有効です。

 

身体を変えるには、今の行動を見直す事と、その行動継続が重要です。

 

トレーニングや食事制限だけでなく、トータルで生活を変えてみると、無理なく効果的なダイエットが出来ますよ。

 

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